知ってるワイフ 第2話感想 澪は私が幸せにする
お疲れさまです。
2021/01/14放送の 知ってるワイフ 第2話の感想です。
ネタバレがほとんどなので、苦手な方は注意してください。
あらすじ
過去に戻れると分かった剣崎元春(大倉忠義)は、過去を替えて妻を変えようと決意。
建石澪(広瀬アリス)と出会わないように注意し、とうとう江川沙也佳(瀧本美織)と結ばれる。
そして戻ってくると、江川沙也佳が妻である未来に変わっていた。
甲斐甲斐しい妻や高級車、豪邸に感激する元春。
以前と変わらない職場に出社すると、そこには澪が本社から異動してきていた。
「本当の未来を知っていて、わざと俺のところへ?」と疑う元春だが、澪は認知症の母(片平なぎさ)のために自宅から近い支店を希望しただけ。
誰かが自分を親し気に呼び、抱きしめられ結婚までする夢を見るも、それが元春だとは全く思っていない様子だ。
勿論澪との子供はいないことになり、過去で元春がタクシーを奪ったせいで津山千晴(松下洸平)は未婚に。
木田(森田甘路)と妹・剣崎なぎさ(川栄李奈)が結婚しているなど、様々なことが変わる中で、澪も明るく笑顔ばかりになっていた。
「本当の澪はどっちだったんだろう」と思う元春。
澪がバイクに轢かれそうになるのを見て、咄嗟に「澪!」と呼び抱きしめてしまうのだった。
感想
こっちの世界線の方が良くないですか?
だってさ、もう初めのジョギングしてるところから感激しましたもん。
「澪が、自分の時間を持ってる!」って。
しかも澪は本社からの異動。能力があり仕事ができる女性だったと判明します。
旧世界線では心身すり減らしてファミレスのアルバイト。
1話で澪の働く様子が映されていたのは、今回との比較のためだったんですね。
めちゃめちゃ楽しそうに働いている澪に、嬉しくなりました。
「今はお母さんと二人でいいけど」と、母の介護の時間もとれて・・・・・・
お母さんだって、家がゴミ屋敷になることもなく。
もうさ、こっちで良いじゃん!
元春もさ、パリっとしたシャツの方がいいんでしょう!
沙也佳も嬉しそうだしさ!
だけどね・・・・・・唯一かわいそうなのが、津山ですよね・・・・・・。
意味も分からずタクシーを奪われ、逃した奥さんについて聞かれ、欲しかった双子のことを言われ・・・・・・不憫すぎる。
というか留学で別れ、でもやっぱり諦められない!って空港まで行くって、津山ドラマチックすぎません? スピンオフ見たいぐらいだな。
あと木田となぎさ。
この二人についてはなんとなく、旧世界線から「くっつきそう~」と思っていました。
確かに、スクラッチのカスを集める木田は好感度高い。
そういうところちゃんと見ておくのは、なぎさ賢いですね。
本当の澪はさ・・・・・・笑顔だと思いますよ。
あんなさ、「彼女諦めるから奥さんにして」とか、「頭撫でられるとほっとする」とか、「澪って呼ばれると幸せな気持ちになる」とか、そんな子いませんよ、普通。
澪もさ、津山にしときな!
そんなに掘り下げられてもないけど、澪の様子見に来たり次のお酒の注文聞いてくれたり、良い奴だと思いますよ!
私の知ってるワイフは前後編でここで終了です。
建石澪と江川元春、独身津山と木田なぎさで終わりです。さようなら。
・・・・・・そんなわけにもいかず、次回は「なんで元春と澪はめぐり合うのか」というところ。
認知症の澪母が旧世界線を知っているというのは胸が熱くなる展開ですね。
そして津山は澪にアプローチをかけるみたいですが、奥さんと子供を無きものにされて、更に振られまでするのか!?
津山は一人でたくさん役割を担ってくれて、良いですね。
そしてまた別の元春×澪の様子がありましたが、同じ過ちをまた繰り返すのか?
元春、次やったら炎上な!
青のSP 第1話感想 誰にでもゴリ推せる面白さ
お疲れ様です。
青のSP ~学校内警察・嶋田隆平~ 第1話感想です。
ネタバレがほとんどなので、苦手な方は注意してください。
あらすじ
学校に警察官を一人置くというSP(スクールポリス)制度が試験導入された赤嶺中学校。
SPの嶋田隆平(藤原竜也)は捜査一課の切れ者だが、何故か自分から志願してSPに。*1
赴任早々、窓ガラスを割った生徒に容赦なく手錠をかける。
騒動が起こったクラスの担任、浅村涼子(真木よう子)は、嶋田の冷徹さに不満を抱いていた。
そんな騒動の動画がネットで拡散。
更には数学教師・一ノ瀬のプライベートな映像が流出。
これを撮影したのは、浅村の教え子・三村翔子(吉柳咲良)だった。
三村は誹謗中傷によって自殺した親友の敵を取るため、書き込みをした一ノ瀬らを晒していた。
だが嶋田は「それは建前で、本当は憂さ晴らしだろう」と一蹴。
三村も、自分が晒した人間から命を狙われたことで「嶋田の言う通りだ」と反省。
自分から手錠にかかる。
そんなとき、嶋田は奈良橋英里(長澤樹)から「この学校には亡霊が住み着いている」という噂をきく。
浅村もまた、何か心当たりがあるようで・・・・・・?
感想
マジで面白い。
冬ドラマで一番注目、とかそんなんじゃなかったのに、2021/01/14時点では個人的一位。
突拍子もないじゃないですか、スクールポリスとか。
1話時点でまだ何にもわからないし、予想もできない。
のに物語に現実味があるんですよね。
多分SNSとか、晒し方とか、三村がイヤホンしたまま話すところとか、嶋田がそれを乱暴に取るところとか、「思い当たる節」が多いからだと思います。
「親友の敵討ち」で三村のターンが終わるかと思いきや、包丁持ってる相手の前に三村を突き出し。「憂さ晴らしでやっただけだ」と認めさせる。
浅村じゃなくとも「や、やりすぎじゃない?」といいたくなる描写が、「説教臭さ」を打ち消してるんですよね・・・・・・。
嶋田は警察官で、正義を振りかざしてくる癖に、「やりすぎ」なんですよ。
あと浅村も「生徒を守ることが第一」という正義を持ってるから、「正義が」「悪を」倒す構造じゃなくて、「正義が悪を正す」「けど別の正義がまた正そうとしてくる」みたいな。
正義が一方的に殴ってくるわけじゃなくて、その正義自身が揺らぐから、考える余地がある。
「ハイハイ、正論正論」みたいにならないんですよ。
だって嶋田は明らかにやりすぎな気がするし、浅村の気持ちもわかるんだから。
誹謗中傷、学校、クラス、自殺した生徒、やりすぎな大人、という要素から、「3年A組 ~今から皆さんは人質です」を思い出した人も多いと思います。
私はTwitterを見て「なるほどな」って思った方だけども。
だけどまあ、違う所も多いですよね。
3年A組はクラス内の問題だけだったけど、青のSPは学校全体の問題で。
次も教師に対するマタニティハラスメント、みたいな。
あと柊と違って嶋田は教師じゃないから、「教育」に興味がなさすぎるんですよね。
3年A組が学校ドラマだとしたら、青のSPはあくまで刑事モノに思えました。
余談
嶋田隆平(藤原竜也)
あの笛みたいな声すごいかっこいいですよね?
かっけ~し。取り押さえるシーンも、三村の手を引くシーンも、かっけ~と口開けてみてました。
警察の制服似合うな~・・・・・・
三村翔子(吉柳咲良)
演技がめちゃめちゃ好きだった。
あの子居ますよね? 実際に。
なんかクラスに居た気さえしてきますもん。イヤホンして勉強してる子。
あとさ、まさか親友の自殺への復讐から更に突き詰めると思ってませんでした。
普通「そっか~・・・・・・なら仕方ない気もするし、何が正しいのか、わかんないよね・・・・・・」みたいな描写で終わらせるじゃないですか。
でも被害者からの更なる復讐を通して、別の被害者の可能性も示唆した。
嶋田の「お前の親友はどう思うかね」みたいな台詞(うろ覚え)も、「故郷のおふくろさん、泣いてるぞ」的な同情を誘うものじゃなくて。
むしろ虚しさ倍増、死人に口なし、自己嫌悪マシマシで!みたいな鬱でしかなかった。
偉いよ、三村・・・・・・ちゃんと認めてさ・・・・・・
できればまた戻ってきて欲しい、退場は寂しいので。
院送りにはならないでほしいな・・・・・・
というかこのペースで逮捕してたら、最終回は浅村と生徒のマンツーマンとかになってない? 大丈夫?
*1:理由は未だ不明。
ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 1話感想 あくまでフィクション
お疲れ様です。
2021/01/13 22:00スタート ウチの娘は、彼氏ができない!! 1話感想です。
ネタバレがほとんどなので、苦手な方は注意してください。
あらすじ
主人公の水無瀬碧(菅野美穂)は、恋愛小説で一世を風靡した小説家。
しかし、新規開拓で連載を始めたミステリー小説が打ち切りに。
売れっ子時代の浪費癖も抜けず、母子家庭で娘は私立大学、極めつけには高級マンションのローン。家計はひっぱくしていた。
新しく碧の担当となった橘漱石(川上洋平)は、『恋愛小説であれば出版しても良い』と碧に告げる。
しかし、碧は恋愛から離れて久しく、恋愛小説を書くことができない。
趣味に没頭し、恋愛に興味がない。
恋愛小説を書けないと嘆く碧のため、空は『私が恋をして、それをネタに小説を書けばよい』と宣言。
空がとうとう恋愛に興味を持った!と喜ぶ碧だが、執筆にはやはり碧自身も恋をしなくてはならない、と考える。
そんなとき、たまたま出会った整体師の渉周一(東啓介)にときめきを覚える。
だが渉は、空にも慕われている男性。
母・碧、娘・空、そして渉の三角関係が幕を開けたのだった。
感想
今期で一番、ドラマっぽいドラマかな~と予想していました。
だけど、全く予想と違った。
そりゃ「私たちはどうかしている」ほどシリアスとは思ってないけど、「この恋あたためますか」ぐらいのバランス型かなあと思ってたんです。
それが蓋をあけたら「親バカ青春白書」だった、みたいな。
丁度小説家の親と娘だしね。
だけどね、私そんなに嫌いじゃないです。これはこれでアリかなあ。
タイトルが悪いんですよね。「彼氏が出来ない」って、だから?ってなるでしょ。
この時代に、「ただの国語教師」のコンプラよりもっとデカイ地雷踏み抜いてるじゃないですか。
異性愛前提、恋愛は当然、腐女子は恋愛に興味ないのが普通・・・・・・みたいな描写、いらついたり傷ついたりした人も居ると思います。
碧って多分恋愛体質なんですよね。
青春の真ん中に恋愛があったタイプ。
だからこの世界で、碧みたいなタイプもまた異端だと思うんです。
そりゃ「我々が多数派だ」みたいな顔はできるけど、いつまでも恋愛の話してたり、娘の事情に踏み込む人を白い目で見る人も居ると思う。
だからこそ、ゴンちゃん(沢村一樹)とか「あいつ、イケメン好きだからなあ」みたいな半笑い、半貶しみたいな発言が出る訳じゃないですか。
だからある意味、少数派と少数派を描いてるように見えました。
ゴンちゃんに碧が「セックスとかしなくて良いんだよね」って言ったところとか、それでも結婚はしたい、結婚という形に意味があるようなところ。あれは個人的に好きでした。
セックスはしたくなくても、たとえ母でも、これから結婚はしたいな、みたいなさ碧の願望が垣間見えて。
あと、旧編集者が「女は働いても働いても偉くなれないってわかったので」ってハッキリ言ったところ、ちょっとスッキリしました。変えていかないとですね。
思っていたよりかなりコミカルでしたけど、自分は次も楽しみです。
ゴンちゃんと碧の関係性がすごい好きだったので。
恋愛に発展しそうでしない、そうなる機会もあったのに、なんとなく友達、みたいな関係性すっご~~~~い好きです。
あと入野光(岡田健史)と空の関係性は、これから楽しみだなあ。
エンディングも好きでした。主題歌と言う意味でも、映像という意味でも。
余談
橘漱石
でも橘漱石さ・・・・・・彼女いるのに「おいで」って・・・・・・それはクズっすよ・・・・・
あと公式サイトで「雰囲気イケメン」って紹介されていますが、普通にイケメンでは?
前髪が目に刺さってるだけなのか?
腐女子
空さぁ・・・・・・R-18の本を外から見えるように持ち運ぶのは、腐女子どうこう以前にだめでしょう・・・・・・
あと碧もね、「男同士がいちゃいちゃしてる漫画」って、言い方がもっとあるでしょう・・・・・・ちょっと焦りましたもん、アウトアウト!っていう。。
菅野美穂
か~美しい! 可愛い!
菅野美穂さん出演作ってそんなに見たことなかったんですが、コミカルな役すごいですね! 浜辺さんの「わたどう」からの高低差もすごいけど・・・・・・
すっごい好きになりました。結婚して欲しい。二番でいいですから。
岡田健史
最近見た岡田健史が、MIU404だとか映画「望み」だとか、物静かだったり落ち着いた役が多かったので、THE!若者!って感じの岡田くんに感動しました。
ワ~!髪の毛遊ばせてるジャン!^^ みたいなね。わかるでしょ?わかりますよね?
笑顔が本当にかわいいですね、彼。
知ってるワイフ 第1話感想 人は誰でも哲学者
お疲れ様です。
2021/01/07(木) 22:00スタートの知ってるワイフ 第1話感想です。
もう明日が第2話、と言うときに書いているので、最早居ないと思いますがネタバレが嫌いな人はここで逃げてください。
あらすじ
主人公の剣崎元春(大倉忠義)は銀行員。二人の子だからに恵まれるも、昔と変わって殺気立っている妻、剣崎澪(広瀬アリス)に辟易する日々。
同僚の津山千晴(松下洸平)や友達の木田(森田甘路)に愚痴って暮らしていた。
ある日、大学の後輩の江川沙也佳(瀧本美織)と再会。
沙也佳はお嬢様で、大学でもあこがれの的。
昔、沙也佳と良い感じだった元春はデートに誘われるも、道中で財布を落とした女子高生を追いかけ約束に間に合わず。そのときの女子高生が今の妻、澪。
そんな沙也佳は「昔、先輩の事が好きだった」と元春に告げる。
そんなことを言われると後悔しかない元春。
「ああ、あのとき財布を届けていなければ・・・・・・」
「澪じゃなくて沙也佳と結婚していれば・・・・・・」
公園で出会った謎の男(生瀬勝久)には「人生は変えられる」なんて言われるも不満たらたら。
澪も澪で、母親が認知症なのに施設に入れる金がなく、更にゲーム機を新調する元春に怒り心頭。元春が子供の迎えを忘れたことで、とうとう堪忍袋の緒が切れる。
そんなとき、たまたま過去にタイムスリップ。
二度のタイムスリップでこれが現実と確信した元春は、妻を替え現実を変えることを決意する。
感想
この作品は元々、韓国ドラマのリメイク。
原作はスタジオドラゴン制作ということで、この前まで「王になった男」を見ていた身としては期待充分でした。
しかし・・・・・・しかしこれ、炎上しそ~!
これ「知ってるワイフ クズ」とかで検索してみると、夫・元春がクズ派と妻・澪がクズ派がいるんですね。大抵は男女で分かれてるんですけど。
私は元春クズ派、でも元春のせいだけではない気もする、というどっちつかず。
だってね、澪が子供寝かしつけて寝床についてるとき、「俺、飯まだなんだけど」って・・・・・・本当「だから?」じゃないっすか。
自分で飯作らないことにもいらつくし、
「飯まだなんだけど」ということで「そっちが察しろよ」みたいな空気出してくるのもむかつく。
だけど、澪もさ。ゲーム機水没って・・・・・・そりゃ、そりゃないよお。
しかも母親が認知症ってこと、言ってないんでしょう?
それ知らなけりゃ「肉じゃが、貰って来た?」みたいなクソ呑気なセリフも出るよ。
元春の言う通り、「言わなきゃわかんない」んだよ。
過剰なぐらい気持ちは伝えないと。
一緒にいる月日で、察する能力なんてあがるわけないんだから。
そうしないと誇張して伝えるような、沙也佳みたいな女にとられるって・・・・・・。
子供の養育費を差し引いて、元春の小遣い代は計算してるわけでしょ?
なら趣味に使ったって良いじゃないか。
何故私が元春クズ派か。
それは、「良妻を持てば幸福で、悪妻を持てば哲学者になる」のところ。
「いやどの口がいってんすか^^;」って感じでした。
澪が悪妻なら、アンタもクズです。
それを「自分は悪くないのに・・・・・・」みたいなさ!?
澪はまだ「どうしてこうなっちゃったんだろう」みたいな、自分に非があるのもわかってんのにさ!?
喧嘩して落ち込んでくれや!
1話を見て思い出したセリフがあります。
それは、TBS22時枠で放送されてた「カルテット」の中の台詞。
妻ってなあ、夫になあ、「もし結婚してなかったら」って思い浮かべられることほど、悲しいことないよ
これ、まさに妻が夫に言うセリフなんですよ。離婚してるけど。
このセリフがリフレインして、澪が辛くて仕方がなかった。
これでどっちもどっちなら、まだ救われるんですけどね。
沙也佳はやめとけよ・・・・・・所帯持ちの男にそんなこと言うの、ヤバイ女だよ・・・・・・。
余談
津山千晴(松下洸平)
松下洸平は2020冬でリモラブを見ていたので、ほわほわしてるイメージのみでした。
だから最初の「朝から災難だなあ」は巻き戻して3回ぐらい見た。
なにこの松下洸平・・・・・・知らないんだけど?
声も良すぎるし。
「米を担げなかった嫁が、今じゃ双子を抱えて米も担ぐ」のところとか、この独特の、セリフのリズム感? 良いですよね~。
スーツ改めて似合うなあとしみじみ思いました。
連ドラ3年間ぐらいずっと出続けて欲しい。
これなんて窮鼠
窮鼠はチーズの夢をみる、と知ってるワイフ、どちらも見た方は思ったと思うんですけど・・・・・・既視感ヤバくないですか?
大倉忠義、普段のイメージは普通なのに、なんでこんな「言い訳がましいクズ」が似合うんだろう。
江川沙也佳は個人的に食えない女だなあと思っているのですが、正に今ヶ瀬と似通うよねぇ。落としてやるという闘志を感じる。
大伴も元春もクズはクズですが、タイプの違うクズだから大倉忠義ファンは良いですね。
とりあえず瀧本美織ちゃんのファンなので、毎週見られるのが楽しみです。
ボス恋 1話感想 恋つづとの違い
お疲れ様です。
2021/01/12(火) 22:00~から始まった、オー!マイボス!恋は別冊で の感想です。
ネタバレだらけです。
あらすじ
主人公の鈴木奈美(上白石萌音)は田舎出身の安定志向の新卒。
東京に行った幼馴染を追いかけて上京。
音羽堂出版社・備品管理室の面接の日、スーツを汚してしまう。
そんなとき潤之助(玉森裕太)にスーツを見繕ってもらい、なんとか面接に間に合うも不採用。
しかし、潤之助のコーディネートがおしゃれだったことで新しく創設されるファッション雑誌の編集部へと配属される。
簡単な事務仕事と聞いていたのに、パリから呼び寄せられたカリスマ編集長・宝来麗子(菜々緒)にこき使われる日々。
カルチャー誌担当から引き抜かれた中沢(間宮祥太朗)など周りは敏腕編集者ばかり。
元々ファッションに興味もなく、野心もゼロなので、すぐにくすぶる。
更には幼馴染が実は結婚すると発覚。
失意のどん底だが、潤之助に「夢なんてなくても良いんじゃない?」と言われ少し回復。
更に同僚のミスを庇って奮闘している内に、やめるのをやめることに。
そんなとき、潤之助からお見合いを断るため彼女のフリをしてほしいと頼まれる。
何度も助けてもらっているので引き受けると、待ち受けていたのは潤之助の姉。
しかしそれは、鬼編集長宝来麗子だったのだ。
感想
以前放送された「恋は続くよどこまでも」と同じスタッフと主演のドラマ。
てっきり甘々なドラマなのかと思いきや、結構ハードなお仕事ドラマでした。
別世界から飛び込んで、厳しい言葉に打ちのめされてからの回復・・・・・・というのは、同じ枠で前期に放送されていた「この恋あたためますか」の井上樹木(森七菜)を思い出しました。
くすぶって、また立ち上がる。
この枠のヒロインは守られる方じゃない。
個人的には「麗子ひどすぎな~い」「普通や人並っておこがましいのかよ~」と思ってしまったので、立ち直った奈未を尊敬です。
あと22万のスーツ、時間ないとはいえ買うかな・・・・・・とは思った。
あれが採用に繋がるわけだから、必要な伏線ではあるけども。
2万2000円でも痛い出費の安定志向が、22万・・・・・・?
心に残ったキャラは三人。
中沢涼太(間宮祥太朗)
あいつかっこよすぎません?
「日本語通じねえ奴にうろつかれると困るんだよ(うろ覚え)」って言いながらファッション用語辞典渡すって・・・・・・惚れました。
言い方はキツいけど努力家だしさ~一緒に頭下げるしさ~。
カルチャー誌から別ジャンルに来るってことは、仕事できるんでしょう。
あと前期までリモラブ(2020冬日テレ)を見ていたので、きっとかませ犬であろう間宮祥太朗にもう切なくなりました。
ヒロインと結ばれない呪いでもかかってる?
宇賀神慎一(ユースケ・サンタマリア)
ユースケ・サンタマリアって何やっても胡散臭いんだと思ってました。
すみません。私が間違ってました。
「出来る奴」「ちょっと真面目」っていうのが佇まいと話し方で醸し出されてる。
いやかっこいいですわ。推せる。
おじ萌え的なのと一番かけ離れてると思ってたから衝撃でした。
麗子は宇賀神に惚れてるのか? さらにあの謎の女は?
スピンオフでも作られそうな、物語のある男です。
鈴木多未(山之内すず)
演技上手でビビった。
恋つづとの違い
私は恋つづを甘々糖度マシマシと思っているのですが、ボス恋1話はお仕事ドラマでした。
恋あたで仕事要素物足りなかった勢なので、これは嬉しい誤算。
もちろん恋つづも、看護師として、医者としてみたいな部分は書かれてる。
でもそれ以上の密着シーンがさ・・・・・・インパクト抜群だったじゃんすか。
新型コロナウイルスも関係してるのか、ボス恋1話は密着はそんなに(橋での潤之助とのシーンぐらいか)。
だけど、ボス恋は奈未と潤之助だけの物語じゃない。
題名には『ボス』。宝来麗子も大きな役割を担ってる。
天堂のツンの部分だけ抽出したような麗子で、中沢もツンだから甘さはすべて潤之助担当。
恋つづが恋は続くよ、なのに対してボス恋は恋も仕事も、なのかなと思いました。
麗子のツンに対して、奈未ははっきりとNOと言う。
そこには恋愛感情もなく、フラットに接しているからというのもあるでしょう。
もしかすると、イラっとする視聴者もいるかも。
だからこそ潤之助の甘さは、麗子と奈未の関係性へのクッションに感じます。
甘さが見どころで、糖度マシマシの恋つづと比べると、ときめきが足りないという意見があるかもしれない。
でも、潤之助の「夢ってなくちゃいけないのかな」って言葉。
あれに救われた視聴者も確かにいると思います。
私はちょっと救われた。
愚痴るし、くすぶるし、でもまた立ち上がる。
期待より面白そうなドラマでした。